「コンタクトを作るぞ!<後編>」の巻

 検査をして作成を依頼してからほんの二日後、携帯電話にメッセージが入った。レンズが入荷したので都合の良い時にいらっしゃい、とのこと。翌日会社帰りに引き取りに行く事にした。
 当日会社帰りの電車で、たまたま隣の部のドイツ人女性と一緒になり、コンタクトレンズをドイツでは初めて作ってこれから取りに行く、という話をした。すると、彼女もハードコンタクトレンズの使用者で(平素はメガネ着用)、通常は二年ぐらいまでの使用期限と言われているが、一年で替えれば常にいい状態を保てる、という話を聞かせてくれた。二年。私が日本で作っていた頃は、三年ぐらいと言われていたと思う。もしかしたら(私はしばらく作っていなかったので)コンタクト事情も今は変わっているのかもしれないが、もしかしたら日独でちょっとした違いがあるのかも知れないとも思った。なるほど、「5年以上使っている」と告げた時にどっちのメガネ屋でもかなり呆れた顔をされた理由がわかった(「コンタクトを作るぞ!<序編>」の巻 参照)。また彼女曰く、レンズのメーカーと型番がわかっているので、全く同じ物をインターネットでも購入でき、その方が割安で買える、とのこと。コンタクトレンズってネットショッピングできるものだったのか?!
 いい話を聞いたな〜と思いつつ、その足でメガネ屋に。いつもの担当者が出て来てくれたので、その場で装着して様子をみることになった。
 着けていた従来のレンズを外し、さて右から……。「……どっちも同じ…?」レンズは片方ずつ強度と(たぶん)品番の入ったケースに別々に入れられていたのだが、なんと、その左右は同じ強度の同じレンズであった。大丈夫か?!
 小学校三年生でメガネをかけ始めて、以来二十数年。常に右目の視力の方が良く、レンズ強度が左右同じであったためしはない。今回の担当者も私の右の視力の方が左より良い事はよく知っているのだが、できあがってきたレンズが左右同じであることには格別の疑問を持っていないようだ。プロがそうならまあ大丈夫なんだろう。それで本当に大丈夫なら、左右取り違えの心配も面倒もないというものである。
 もともとあまり強いレンズは着けたくないこともあり、まあいいかと両目装着したのだが、全く違和感はなく、むしろ「うおーーー!よく見える!(今までのってかなりダメだったんじゃない?)」と感動しながら、そのまま装着して1、2週間様子をみることにした。まあ、でもレンズの担当者にも言われたけど、たまにはちゃんと眼科医に行って、定期的に目の様子を診てもらうことも覚えておこう。
 久々に新しくなった目(!)でもって町中に出たならば、まあよく見える事!いつも利用する地下鉄駅に、知らなかったトイレまで見つけたもんね!(←それは単に気が付かなかっただけ。)この調子で“運命の相手”も見えてくれんか、と思いつつ、滞りなくドイツ語で事を運べたことにもウキウキしながら週末に突入したことである。

 さて、最初の装着時になんとなくあった違和感がもう一つ。家に帰って比較して確信したのだが、今回ドイツで作ったレンズは、かつて日本で作って使っていたものより、サイズが若干大きく厚いようだ。まあそれでも、ハードレンズだから、黒目を全て覆ってしまう大きさではないけれど。


 右側が日本で作って使ってたレンズ



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