2007.8.16 「ある一つの首都」の巻

  ボツワナ到着の翌々日を、一日友人宅(「いざ!アフリカ!」の巻 参照)でのんびり過ごし、三日目には友人について町へ出た。彼女が協力隊として所属するJICA(ジャイカ=国際協力機構)の総会を見学させてもらい、その後一人で市内を散策したのである。

 ボツワナ共和国の首都ハボロネ。その郊外に住む友人の村からハボロネ市内までは通常、車で約45分。バスで行くには約一時間半前に家を出る。…倍じゃん!なんで?!
「(バスが)いつ来るかわからないし、(来ても)乗れるとは限らないから。」……。
 市内と郊外を繋ぐ乗り合いバスは「コンビ」と呼ばれる、(ぎゅうぎゅう詰めで)15人乗り程度の、ほとんどワゴン車のようなもので、運転手とは別に、車内で料金を徴収し秩序を管理する車掌が同乗している。バス停といっても標識は無く、当然時刻表があるはずもなく、時刻表がないのは当然“張り出す場所がないから”ではなく“運行スケジュールそのものが無いに等しいから”である。彼女の村から更に郊外(隣町?)から来るバスが、朝も早よから首都市内へ向かう人々を乗せ、我々の待つ停留所に来る頃には車内は一杯、車掌の判断により乗せてもらえないこともしばしばなのであった。もちろん、乗れなければまたいつ来るとも知れない次のバスを待つより他はない。
 幸いこの日の朝は、友人宅の近所の方が車で通りかかり、町の入り口まで乗せてくれたので、時間をロスせずに済んだ。乗換があっても、市内周辺ならば比較的すぐに次のバスが来る。

 タイ料理屋で昼食を済ませた後、通常の仕事へ向かった友人と別れて、一人市内を歩いた。…といっても、歩いたのは小さなショッピングモールと、同じように小さな博物館を一つ、それと一番にして唯一の繁華街だけだけど。事前から繰り返し口を酸っぱくして「(町を歩くときは)ひったくりに気をつけて」と言われていたが、逆に言うと飛び道具を使う様な凶悪な強盗はそれほどでもない、ということか(まあもちろん気をつけなければいけないけれど)。
 商店街の店々に一様に設置された鉄格子が目に付いて、暴力に出たら危ないのかも、とは心に留めながらのんびり歩く小さな町は、かつて訪れたヨーロッパの小国、リヒテンシュタイン公国の首都ファドゥーツを思い出させた。(「国境の国」の巻 参照)



家の近くでバスを待つ。




市内のとある教会。教会っぽくないけど教会と書いてあった。


首都ハボロネの繁華街。


お昼時には写真のようなお弁当屋があちこちに出る。牛肉メインのボリューム弁当は、メインの種類にもサイドメニューにも幾ばくかの選択肢があって、好きなように組み合わせてもらえる。



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