「インターネットの存在意義」の巻

 ドレスデンのゲーテにはインターネットルームがあり、毎月利用料*を払って自由に使うことができる。備え付けの10台余りのパソコンのうち、2台は日本語を入力することも可能だし、個人所有のラップトップを持ち込んで接続することももちろん可能である。LANケーブルをメディオテーク(図書室兼視聴覚自習室)から借り出すこともできる。
 が、この個人所有のラップトップを接続するにあたっては、トラブる人が後を絶たない。
 壁の張り紙指示通りに接続してすんなり自動的に使用に至る人は恐らく稀で、大概は、張り紙を見、悪戦苦闘し、途方にくれ、周囲に尋ねることになる。
 しかしながら、こういう場合にメディオテークの担当職員に助けを求めてもあまり解決には至らない。なぜなら、彼(女)もパソコンに精通しているわけではない(というよりむしろあまり詳しくない)からである。
 ではどうするか?
 答え)隣で自前のパソコンを使っている人にIPアドレスその他の情報を聞きましょう。
 とはいえ、この段階で接続に成功すれば良い方で、場合によっては周囲にいた既存利用者が3、4人頭を寄せ合ってもどうにも繋がらない、ということもしばしばである。時間がかかってもやがては(何故か)繋がる、というのが私の見て来た経験上言えることではあるが、繋がるまでの間、新参入の人はせっかく持って来たパソコンが使えないのか、何故繋がらないのか、と焦るばかりであろう。←何故繋がらないのか。それがわかる人はほとんどイナイ。
 かくいう、私も10月到着当日に、隣で使用していた日本人の方にIPアドレス等の必要情報を教えてもらったのだが、この情報については、壁や利用案内(のようなもの)には一切記されていない。最初の出所がどこなのか定かではないまま、語り部の伝承のように口頭で伝えられていっているのだ。
 一説によると、これらが張り出しもされず職員がパソコン精通者でもないのは、生徒間のコミュニケーションを促進するため(!)という話もあるが、あながち冗談ではないかもしれない。


*2005年1月までは月15ユーロだったが、2月からは10ユーロに値下げになった。ラップトップ持ち込みでも同額。




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