2008.5.19 「サンパウロに日本あり?」の巻

 ブラジル到着の翌日は、午後からサンパウロ市内を散策。友人と一緒にバスに乗り、仕事がある友人は途中下車。ここからは一人歩きになる。初めての国で初めての一人歩きは緊張も多いが、これをやらないと地理も町の様子もわからない。不案内ながらもじっくり探検を楽しめる貴重な時間である。
 中心部のセー広場でバスを降りてから、まずはシティバンクを探す。現地通貨(レアル)を調達しなければならない。幸いお天気も気温もちょうど良く、ぶらぶら歩き始めてすぐにシティバンクは見つかった。
 銀行で用を済ませ、またぶらぶらし始めたのは、町へ出てきてからほんの一時間程経った頃。
「Yukiさん?!」
と、呼ばれた − ・・のが日本語だったことに数秒かかってやっと気がついたほど、それは自然に響いたのだが − 驚いて前方を見ると、呼び声の主はデュッセルドルフ在住の日本人の友人ではないか!
「南米旅行するってこの時期だったっけ〜?!」
とお互いに記憶を辿りながら、よりによって同じ日の同じ時間に同じ街の同じ通りを歩いているとは思いも寄らず。日本人街があるとはいえ、地球の裏側、世界でも指折りに大きい都市であるはずのサンパウロで鉢合わせすることに、世界の狭さと偶然の恐ろしさを知る。
 遭遇した友人とは挨拶程度に済ませ、その後も続いたサンパウロ散策。夕方には、昼過ぎに分かれたブラジル人の友人と、彼女の大学前で待ち合わせ。場所は日本人街「リベルダージ」の傍である。その大学のすぐ目の前、夕闇の中に見覚えのあるオレンジ・赤・ピンク・青の縞の看板を見つけて足が止まった。「エー・ピー(am/pm)だ・・・。」
 日本で見慣れたそのコンビニの明かりは、あまりに当たり前にそこにあって、ここが東京でもなんでもないことを、敢えて意識して確認する必要さえ起こさせた。



セー広場脇の大聖堂。街路樹が、この街が「初期設定で暖かいところ」であると物語る。




日本人街「リベルダージ」近くで見つけたコンビニ「am/pm(エーエム・ピーエム)」
中には入らなかったけれど、遠目に覗いた感じでは、日本とはやはりちょっと違う様子だった。



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