「混沌からの逃避行1 -イケアへ行けば-」の巻

 オリンピックイヤーの今年、2010年のカーニバル本番は2月中旬。ここデュッセルドルフでは11日木曜日のネクタイ狩りから狂喜の世界・・クライマックスが始まっている・・・が。

 諸事情により今年は敬遠を決め込んだ私は、名物のベルリナー*を食べたりするに留まり、3連休をカフェに引きこもって語学とサイト&ネットで過ごすことにし、まずは「IKEAうっとりコース」へ。 
 ご存知の方も多いだろうが、IKEA(イケア)とは、スウェーデン発の家具・寝具及びその周辺小物・雑貨の大型ストアで、近年は日本にも関東・阪神などに展開している。 内部はリビングや寝室を模したセットの間を順路に従い通り抜けながら、それぞれのコーナーの商品を見たり取ったりするようになっており、歩き回っているうちについ予定外の物を掴んでしまうこと常時なのだが(私はこれを“イケア・マジック”と呼ぶ)、それはそれで楽しいし、何よりここのカフェレストランはコーヒーのお替わりが可能でスペースも広く、何か持ち込んで一人長居するには絶好なのであった。
 そんなわけで、先日来、買い物ついでにここでゆっくり過ごしたかったので、街中の喧騒からの脱出も兼ねて遠路はるばる(?)やって来た。デュッセルのIKEAは郊外に立地していて、自家用車で行けない人には行き易いとは言いがたい。
 だが、着いた早々に見慣れない立ち食いスタンドを発見した際の嫌な予感は、一回りしてレストランに辿り着いた時に明確な落胆となって現れた。店内のあちこちが「改装中」の為に幕がかかり、見られない状態だったのだが、レストランも見事に閉鎖されていて、代わりに設置されていたのが、入り口のスタンド、というわけだったのだ。長居どころか座ってコーヒーを飲む場所もほとんどない。
 必要だった物は手に入ったものの、念願のうっとりコースは脆くも崩れ、喧騒の街中へと早々に彷徨い戻った夕方であった。

 ところで、例によって予定外の物を購入してしまったのだが、帰宅してよく見るとこれが思う以上に優れものだった。
 小さな部屋に低いテーブルはあれど、食卓というでもなく、学習机という高さでもないので、常日頃からソファに座って膝の上でパソコンを操作したり物を書いたりすることが多い。そんな時、不安定な膝の上に大きめの雑誌を載せてからその上で作業したりしていたのだが、この度IKEAで絶好の品を発見。まさに「こういう物が欲しかった!」 開封して驚いたことには、その裏側のクッションがなんと取り外し可能で、更にはカバーも外して洗うことができるのだった!シンプルな作りの中で、実によく考えられ、痒い所に手が届くような代物ではないか!・・・IKEAってこういうコンセプトだったっけ?
 そんなわけで、当初目的は果たせなかったものの、まあ満足だった久々のIKEA紀行である。

*ベルリナー:中にジャムが入っている丸型のドーナツ。ジャムの種類や外側にかかっているものに多少のバリエーションがあり、名称も若干違うものがある。平常から売っているが、カーニバルの時期にはそこら中のパン屋で大量発売される。

左「アイヤーリカー(卵リキュール)入り」と右「キンダー(子供用)ベルリナー」

衝動買いした優れもの。

膝の上に乗せてこんな感じで作業。

取り外し&着脱可能!すばらしい!




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