2005.2.6 「“カーニバル”の意味するところ 3」の巻

 前記『「“カーニバル”の意味するところ2」の巻』で、「カーニバル」というイベントは“飲めや歌えの大騒ぎ”と書いたが、ここはやはり肝心な“仮装”についても触れておく必要があろう。(←…ってかそれがメインです)

 まず、“仮装行列inドイツ”というのは、“仮装した行列を見に行く”だけではなく“仮装して行列を見に行く”のである、ということを学ばなければならない。この点において、在ドイツ半年余りといえども現地ドイツ人との付き合いの長い私の友人は、師範課程履修済み、といった様子だった。午前中のんびり起きてキッチンでオハヨウと言った時点で、既に彼女はエンジン全開、“コンディション・シグナル、オール・グリーン!”という具合(ちなみに前の木曜日*から飲み続けだそうである)。後で合流する予定の別の日本人の友人(の仮装)分をも準備万端である。
 一方で、身に滲み着いた習得率という点では、はるかに上手がいた。この朝、家には友人の彼のお母様がまだお出かけ前だったのだが、私達の仮装が決まっていると知るとすかさず化粧品を持ち出した。(フェイスペインティング)するでしょ?」と言って某かのペンを持つお母サマ(推定年齢:私の母より若干年上)の、あのキラキラした顔を、私は当分忘れないだろう…。

 さて、前日から「何か仮装してないと逆に周り(の赤の他人)から化粧される(汚される)」とさんざん脅されたので、私もジャケットの上から修道僧のツナギを着ることにした。クリーニングから帰って来たばかりの白い上着を汚されてはかなわない。防護の為の仮装。これは実際、“対仮装”のみならず、“対飲み騒ぎ”にも効果があるのだった。


*Weiberfastnacht(ヴァイパー・ファストナハト)などといい、女性が男性のネクタイをハサミで切ったり、誰かにキスをしたりしても良い日で、当然のごとくパーティなどが開かれたらしい。ちなみに、ホントーに、ネクタイを切るそうである(仕事で会議に出た友人は、真剣なテーブルを囲んだ男性のネクタイがみんな半分になっていて、必死で笑いをこらえたとか)。


       



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