「キス」

 再会の時、サヨナラの時、贈り物のお礼を言いながら、その他モロモロ、軽いキスと抱擁が欧米式の「ご挨拶」であることは日本でもよく知られている。と思う。
 が、この“欧米式”にもお国柄か人柄か場所柄か、様々違いがあるものだ、ということまでは、経験した人でないとなかなかご存じないに違いない。かくいう私もちょっと失敗したことがあるし。
 例えば、軽く頬を合わせるだけの人がいる一方で、なかなか熱烈なキスをしっかりする人もいる。右と左と一回ずつ計二回、かと思えばどこそこの国では三回だとか→そしてこの場合右・左・右なのか左・右・左なのか…謎。初対面から抱擁で迎えてくれる人もいれば、握手だけの人もいる。かようなワケで、現地の語学学校のように“外国人”同士が一緒に学び合っているところなどでは、お互いに相手の様式と出方をちょっと探ってたりすることもある。
 というわけで、日本人だって日本式を追いやる必要はないと思ったりする。相手の風習も学んだ上で、それが馴染まないならば、「日本にはそういう習慣はないので」とひとこと言えばいいだけで。ま、私はキスとかハグ(抱擁)とか好きだけどね☆

 ところで、クラスメイトのフランス人がこんな疑問を発したことがある。
「どうしてドイツでは皆あんまりキスをしないの?!」
なので、すかさず、
「どうしてフランスではそんなにキスをするの?!」
さて、隣で賛同してくれたのはどこの国の人だったか…。




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