「デュッセル近郊の旅:クレーフェルト」の巻

 ドレスデンでもそうだったように、デュッセルでも市内を路面電車や地下鉄(中心部以外は地上に出てる)、バスなどが網の目のように走っている。
 定期を利用してこれ幸い、終点まで乗って町外れをぶらぶらしに行くのも、天気の良い日にはなかなかよいものだ。
 …というわけで、ドレスデンで試みた『市内電車終点の旅』をデュッセルでもやることにして、まず乗ったのは、家の近くも通っている地下鉄U76*。

 ウチの最寄りの停留所からU76に乗る時、既に路線は地上に出ている。ここから約30〜40分で、終点のKrefeld(クレーフェルト)に着くのだが、まさかその間に林をかき分けるように進み、畑の中をひた走り、次の町へ飛び込むとは思わなかった。北海道の田舎と同じ、と言いたいところだが、市内(路面)電車がその延長で林をかき分けて行ったりは、日本ではあまりしないんじゃないかと思う。(ちなみにドレスデンで8番トラムに乗って終点の旅をした時も、やはり町をはずれた後に突如林の間を走り抜けて近隣の地区に入っていったので驚いた。)

 かように少々驚きをもって到着した町であったが、町を歩くと更に嬉しい驚きがあった。
「いい感じ♪」
 風情のある、鉄道の中央駅の駅舎。その前を導くように走る大通りは、ちょっとした公園のように整備され、木陰が穏やかな休日の午後を招いていた。
 小さな町だけれど、ちょっと買い物をするには充分そうな商店街は、ひとまわりするには歩きやすく、感じのよい入りやすそうなカフェも幾つか目に入り、覗いてみたい教会もいくつかあって、たまにはここまで買い物がてらにぶらぶらしに来てもいいな、と思わせた。


*U-Bahn の76番線。ウー・バーンとは地下鉄のこと。



クレーフェルト中央駅


命名:「クレーフェルトの虫眼鏡」駅前の公園にて


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