2004.9.25 「7年が変えたものーライプチヒー」の巻

 ニュルンベルクからの電車を降りて驚いた。ライプチヒの中央駅にはホームが24、5番線ぐらいまで横並びに並んでいて、大きな構内の華やかなショッピングセンターはもちろん完成していた。「綺麗…。」

 1997年夏、イギリス留学からの帰国前、2週間のドイツ一人旅。ケルンから西部・南部を回り、アイゼナハから旧東エリアに入って2都市目。初めてライプチヒに来た時のことをよく覚えている。
 あれは6月30日だったか7月1日になっていたのだったか(←忘れてんじゃん!)、とにかくもう夏と言っていい日の長さと気温だった。早い時間に宿をとり、街へ出直した直後から、私はなんとなくうすら寒いような印象を受けた。
 大工事中の駅と通りのせいではない。街に店は営業中で、人も多く、空は青く晴れやかで、賑やかな街。それなのに、なぜか冷ややかな、寂しさにも似た、色気も活気も感じられないような、平日の午後。町外れとも言い難い距離に立ち並ぶ、灰色な印象の一様の建物群。
 寂しい様な心細い様な、そんな寒さに耐えきれずに、まだ日も高い午後5時頃には宿に戻ってしまった。

 あれから7年。忘れもしないあの感覚を、本当は私の錯覚だったのではないかとすら思う。街中に色も商業広告も増えた今、あの時感じられなかったのは、何か生活感ともいうものだったかもしれない。
 15年前、ドイツの統一がこの街から動きだしたことも、私は今では知っている。




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