「合い言葉は“マルテ”?」の巻

 2004年10月4日。本日、ゲーテ・インスティテュート・ドレスデンの10月コース初日である。が、初日はAnreisetag(アンライゼ・ターク=到着日)のため、授業はナシ。諸登録・手続き及びクラス分け用のテストがある。
 午前中にゲーテ前に降り立ち、たまたま同じく左側に降り立った日本人の子と共に中へ入る。待つことなくすぐに住所氏名など基本的な登録と説明があり、テストを受ける。その後、滞在する部屋の説明等にうつる。
 タイミングと順番により、3人一緒に入室。上記日本人の子はドイツ語が結構分かるらしく、そのままドイツ語で、私はアメリカ人の男性と共に英語で説明を受けたのだが、ここで早くも己の語学能力の中途半端さに嘆くことになった。「……(英語でも)分からん…。」
 保証金の話、電話の話、定期の話(「証明写真をホチキスで留める」の巻 参照)、その他モロモロ。とりあえず必要な話は理解した。のだが、何度も耳に入ったナゾの言葉;“マルテ”。
 001番事務室の、住居担当の女性は確かに何度も言っていた(と思う)。「○○に関しては“マルテ”に行きなさい」「××のことは“マルテ”を待ちなさい」etc。でも、“マルテ”が何を意味するのかは説明してくれなかった(と思う)。
 その後、006番事務室でインターネット代などを払ったりなんだりし、部屋(寮)へ連れて行ってもらう順番を待つことになったのだが、それが結局のところどれぐらい待ちなのか、も「“マルテ”次第」ということらしく。
 「それで一体、“マルテ”って何/誰?!」
という疑問を抱えたまま、居合わせた5人程で、「お昼ご飯行っちゃおうぜ〜〜!」と出かけるに至った。結局、私が上記アメリカ人と共に寮に案内されたのは、もう14時を大きく回った頃であったと思う。食事へ出かけた為に私達の順番が幾分後回しになった、という疑念は、まあ忘れておくことにしよう。

 で、件の“マルテ”とは一体何で(誰で)あったのか。それは順番が来て部屋に案内される時(或は待ち時間に廊下の職員紹介板を見ると)すぐわかった。“マルテ”とは「Zivi」と呼ばれる職員の一人の名前で、私達生徒の生活面を担当する若者で、早い話がアンライゼに当たっては部屋へ案内してくれる当の人物で、ゲーテ・ドレスデンに新しく来た生徒のおそらく誰もが一番最初に顔と名前を覚える相手、であることも翌日にはわかるのであった。
 が、残念ながら、もし貴方が今後ドレスデンに来ても、もう彼には会えないかもしれない(「Zivi」の期間終了の為)。




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