2007.8.19 「白い町から緑の島へ」の巻

 「僕が住んでる処は町じゅうがこんな(白い砂埃でいっぱいな)感じですよ。」
ジュワネンのダイヤモンド鉱山へ行った時、一緒に参加していたとある協力隊員がそんなことを言っていた。
彼が働く町―Maun(マウン)。

 Gweta(グウェタ)から移動してセスナの出発地マウンへ着いた時、私は上述の彼の話を思い出した。道端が赤っぽい砂土の首都ハボロネや友人の住むハバネ辺り(「ある一つの首都」の巻 参照)と違い、マウンは舗装した道路脇が真っ白い砂の町だった。ボツワナの北西角に位置するこの町は、既にカラハリ砂漠の一部に入っており、その砂漠の白砂の為、町なかは常に白く砂埃が立っているのだという。
 町が砂漠の一部……。…ってことは、私はカラハリ砂漠の中を(一応)歩いてることになるのか…?
 微妙な非現実感を抱きながら、私と友人はかねてよりの打ち合わせ通り、件の協力隊員ともう一人マウン在住の隊員と落ち合い、世界最大とも言われる内陸デルタ、オカバンゴ湿地帯へと向かった。この湿地帯にあるGunn’s Camp(ガンズ・キャンプ)という宿泊施設で二泊三日のツアーに参加するのだ。オカバンゴへ行く為にはセスナで移動しなければならず、そのセスナは最低携行人数4名が必要な為、当地在住の隊員二人に白羽の矢が立ったというわけである。(ちなみに飛行代はキャンプツアー代に含まれていた。)
 さて、例によって「(予約と時間と場所)大丈夫なんだろうな〜」という一抹の不安を全員が抱えたまま、セスナの案内人とパイロットを空港内で待つ事数十分。ここいらには飛行時間を稼ぐ為に来ている欧米のパイロットが多いんだよ、なんて話を実証するかのごとく、私達のパイロットも明らかに出稼ぎ系の白人だった。
 初めてのセスナ。おおう…。こんな中古車両みたいな座席で空飛んで大丈夫なのかセスナって…と思いながら乗り込んだ狭い機内から見下ろす景色はしかし、まさに『地球』の光景―。
 残念ながら期待するほど動物は見られず、一人の隊員が教えてくれてやっと上から象を一頭発見したのみだったが、こんな景色を上空から見られた機会に感謝しつつ、昼食のマッシュドポテトに入っていたニンニクが割と効いていて、飛行時間15分でセスナはもう充分だと思った(‖ ̄ д ̄)。



マウンの空港前の通り。


このセスナで飛ぶ。


上空からの眺め。





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