「ノルかそるかーお祭り騒ぎの真ん中でー」の巻

 ある種のイベント、とりわけお祭りには「ノリ」が必要であろうと思われる。いや、別にノリがなくても楽しいかも知れないし、傍から冷静に見るだけでいい人もいるかも知れない。けれども、飲めや歌えや踊れや騒げ!という盛り上がりの中では、自らも流れにノッてノリ込んで行くのがやはり一番楽しめる方法ではなかろうか。

 カーニバルの土曜日の夕刻、市中心部の大通りで開かれる“女装レース”を覗きに行った。イベントの詳細も規模もわからないまま、ま(中休みの)土曜日だし*、と普段着のまま何も(仮装用品を)つけずに出かけたのだが、会場に着くなり後悔した。「角ぐらいつけてくればよかった〜!!」
 確かに、仮装パーティ期間とはいえ、誰もが全員仮装をしているわけでもなければ、誰もが毎日仮装をして騒いでいる訳でも無い。むしろこのお祭り騒ぎを敬遠して街を脱出する人達もいる。しかし、封鎖された大通りの一角に仮装・無仮装取り混ぜて大勢の人が密集し、身動きもとれないような人ごみの中で飲んで歌って体を揺すりリズムをとる、時に上がる喚声は地元愛に満ちあふれ(?)知人も他人も問わずに言葉と笑顔を交わすことができる、そんな中で一体感を感じつつ楽しむには、“慣れ”はもとより“ノリ”が大事。「習うより慣れろ。慣れるより乗れよ!」といった所か。そして、そんな流れに乗っておかしな格好をしても一向に浮かない期間、むしろ何かした方が楽しい期間、それがこのカーニバルなのだ。
 郷土民謡みたいな曲が流れまくる中、歌詞はほとんど聞き取れないながらも、時折周囲に合わせて共に「Helau(ヘラーウ)!!**」と自然に叫ぶ。デュッセルでのカーニバルは初めて***とはいえ、住人となって3年半になることをなんとなく実感するのであった。


市周辺でも有名なお洒落な大通りにて、女装レース開催さるる。


人ごみと夜間撮影の為のシャッタースピードにより写真ブレブレ・・・。




用意、ドン!で競争するレースかと思っていたのだが・・・。
奇抜さ美しさを競うのがメインだったようで。

全身ヴィトンのじょ・・男性がふっくらしつつもとってもラブリーで可愛らしかった。


*木曜日のアルト・ヴァイパーの後、メインイベントは日曜・月曜の仮装行列。
**デュッセルドルフのカーニバルの掛け声。ケルンでは「Allafアラーフ!!」と言う。
***今まではほとんどケルンにしか行ったことがなかった。

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