2007.8.20 「天然自然大公園4―オカバンゴ― 後半/二日目」の巻

 三たびモコロ(丸木舟)に乗って出かけた午後のツアー。
 しばらく歩いた頃、ガイドが妙な匂いに気が付いた。私達もまもなく気が付いたその匂いに向かっていくと、やがて辿り着いた先にいたのは探し求めていなかった象。なぜなら、その象は既に死んでいたからである。目の前に横たわる巨体。死後三日程と推定されたその屍体は、強烈な匂いを放ち、しかしまだきちんと牙が残っていて、三日間も象牙が盗まれずに済んでいることに、ガイドが意外そうな様子を見せていた。余談だが、象というのは、仲間が倒れても残して離れて行ってしまうのだそうだ。
 思いがけず垣間見た野生の生態。シビアな現実。お亡くなりになった方(?)ということで、なんとなく写真を撮りまくるのも躊躇われ(1、2枚撮ったけど)、これも得難い光景か、と心に刻んで後にした。
 結局この日もこれ以上の動物に会えることはなく、サファリツアーは終了へと向かった。ベストシーズン!と期待していただけに残念な気持ちも強かったが、珍しい体験だったし、良しとしよう。モコロに乗って再びキャンプに戻り、今夜は最後の晩餐である。


モコロからの眺め





オカバンゴの黄昏。






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