2007.5.24 「ロシアン・ウェイ」の巻

 朝4時半起きで出発するサンクトペテルブルクへのドライブ。所要約10時間。
 途中まんまと交通警官にとっつかまり、免停でも罰金でもない、ロシア式解決法を目の当たりにする。
 停車した車のバックミラーの中で、4台も5台もの車が次々と引っかかり、ドライバー達が降りて来て…。……降りて来て、タバコ吸いながら交通警官共々ぶらぶらしてるようにしか見えないのだが…。やがて一人また一人と車へ戻って行ったのだが、その間にどんな調書を作ったやらも怪しいまま、2、30分はその場にいたような気がする。公務員でも“小遣い稼ぎ”しなくちゃやっていけないのだそうだ。
 
 長い道中で友人が語るには、ロシアにはきちんと整備された道路がない、という話。確かに今走っている道路も、モスクワからサンクトペテルブルクという主要二都市を結ぶ幹線でありながら、どこの田舎の農道ですか?と言わんばかりのでこぼこ道路。ただしひたすらまっすぐ。
 そんな話の中面白かったのは、対向車への合図の話。「ネズミ取り(速度違反取り締まり)やってるよ!」という、例のヘッドライトを点滅させる、対向運転手への合図は、かつてのロシア(ソ連)には存在しなかったのだそうだ。ところがある時、とあるジャーナリストが西側へ訪問した際にそんな合図の存在を知り、「このような習慣は全くよくない。」と記事に書いた。それが為に瞬く間にこの合図方法が国民に広がり、誰もが互いに知らせ合うようになったという。「ああ!この国(ロシア)の人達、やっぱ同じ人間だ〜(笑)!!」と大いにウケたことである。


  この脇から追い抜こうという姿勢…。
基本的にマナーは最悪。道中、渋滞が続いた時には、走行車線も反対車線もなく、各車一斉我先にと追い越しをかけ始め、映画『キャノン・ボール』並の混乱を見せた。「…あんたたち、“秩序”って言葉知ってる…?」と言いたくなった。


そういう傾向の道路とマナー事情にあって、道端に故障車は絶えない。モスクワの市内でさえそこら中に故障車が止まり(ど真ん中で修理もし)、捨てられたタイヤが転がっている。上の写真は路肩へ降りてひたすら追い越しをかける車たち。

 

 
田舎の道路から見えるダーチャの群れ。


ちなみにモスクワ市内はほぼ終日渋滞。(後日の写真)




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