2007.5.19 「土曜の夕べは遠出せよ」の巻

 昼も過ぎてからお出かけし、中心部をちょっと歩いて、赤の広場からワシリー聖堂へ。(「ロシアよりXXXを込めて」の巻 写真参照)今日は暑い。
 午後も遅くなってから「友達と会う予定がある」という場所へ移動。予定があるなら先に言ってくれればいいのに、と思いつつ会うだけかと思っていたら、会った途端に大人2名子供1名様が車に同乗、レッツゴー!…ってどこへ?…ってか一緒に出かけるならそう言えよ。
 郊外へ向かう車中、そういや湖へ行くとか言ってたか?と思いながらまったり揺られること小一時間以上。まんまと渋滞にはまっている。モスクワの市内および近辺は連日終日渋滞が激しいのであるが、この日は土曜日とあって、ダーチャ*へ向かう人々の群れか、ますますひどいようだった。この時既に17時過ぎ。まあ日も長いことだし土曜日だしいいけどね。
 やがて、「ちょっと途中村のスーパーで買い出しするよ」という言葉に、そうか現地で晩ご飯か、と反応しつつ、いや、まさか泊まりとか言わないだろうな、用意してきてないぞ?いや、誰も何も持ってないしな、やっぱり日帰りだよな、などと思っていたスーパーの出口際。彼らが抱えて持ち出したのは木炭袋…。「…バーベキューか!」…だから言えよ、事前に!現地に到着して歩きながら、いつ計画したのか問うと、「べつに計画なんてしてない。」…って行き当たりばったりか?!うそつけ!
 それはともかく、湖畔の夕べは楽しかった。湖に向かって小さなカウンターバーとバルコニーがあり、その陰に簡単なバーベキュー台が備えられていて、食材持ち込みで手軽に楽しめるのだった。湖にはヨットが浮かび、ボートが行き交い、泳ぐ人もあり、の穏やかな初夏の夕べ。ロシア語がわからなくて、友人達の会話にはほとんど参加できなかったけれど、連れの8歳の女の子(彼女と彼女の父親は英語が話せる)と水を跳ねて遊んだりして大はしゃぎ。水はまだ冷たかったけれど、久しぶりに素足で土の上を歩き回るのはとても気持ちの良い事だった。
 この日教わった「アドゥヴァンチク」というロシア語は簡単に忘れずに済むだろう。「タンポポ」のことである。


*ロシアの人々が郊外に持つ家で、いわば別荘。富裕層のイメージの強い日本の別荘とは違い、一般的には簡素な建物で、庭で野菜などを作ったりしてゆったりと週末や休暇を過ごすのが主たる目的。水や電気の無いものが多いが、中には常時居住対応の家もある。




  
ボートに乗って遊ぶ為に組み立て(?)準備する友人ら。この企画は結局立ち消え。


モスクワの長い夏の日が暮れる。



Copyright (C) 2007 Yuki, All rights reserved.