「光と幻想の夜―シュロス・ダイク―」の巻

 9月の第二土曜日、友人に誘われて夜のイベントに出かけた。目指すはデュッセルドルフ郊外…か隣のノイス市の郊外か、正確な地理はわからない(エヘ ^^ ;)。何しろ一度も訪れた事のない所へ、日頃使わない車でのお出かけである。
 場所はとにかく、距離的には日帰りで充分な郊外に、シュロス・ダイク(ダイク城)という所があるのは聞いて知っていた。ご多分にもれず庭園があり、お天気の良い休日にうってつけの郊外お出かけお散歩コース。四季折々・種々様々なイベントやコンサートも開催されているという。
 この城の庭園で、週末三日間の夜、イルミネーションのイベントがあるというのだ。電車で行けない知らない所で夜、…なんて一人ではなかなか出掛けられないので、二つ返事で乗っかった。だがこのイベント、デュッセルドルフの管轄外の為かなぜか、市内では一度も案内や広告を見聞きした覚えが無い。友人もどこかで一度看板を見たきりということで、イベントの詳細をほとんど知らないまま私達が乗り込んだのは、20時から始まるイベントに、悠々遅れて22時前だっただろうか。夏が終わった事を確証するかのような寒さの中、チケット売り場の行列は幸い見た目よりもスムーズに進み、8ユーロ払って私達は庭園に入場した。
 20時から開始、といってもコンサートの様なものでもなく、庭園のあちらこちらで色んなオブジェや建造物や木々がカラフルに照らされている、まあ半ば想像通りのライトアップイベントだったのだが、城の周りの黒光りするお堀に、橋や城に照らされた赤や青やオレンジ色の照明が反射し、庭園内の道なりに明かりを頼りに散策するのはなかなか幻想的なことであった。
 素晴らしかったのは、城の外壁一面と手前の堀、脇の樹木を利用したイルミネーション作品で、中世を彷彿させる音楽に合わせて(恐らくコンピュータプログラム制御の)光と照明が色を変え動きを変えて、乱舞のように描き出される、というものだった。数分おきに再演されるそのプログラムは所要10分程だったろうか。私達は、途中はぐれた友人達を待ちながら、3度そのショーを見た。
 寒さと時間の都合で、どうやら私達はライトアップされた庭園内の一部を見逃したらしいのが惜しまれるが(場内で遇った同僚に後日聞いた)、至極満足。来年は最初から予告に注意して、もっと計画的に出掛けたい。…なにしろ防寒が甘かったので。
 そして惜しかったのがもう一つ。行き交う観客の中に、チカチカと闇に光る(イベント用と思しき)ペンダントやストラップをぶら下げた人たちがいて、「かわいい〜♪あれ欲しーい!」と同じ物を探したのだが結局見つからず。いつどこで買えるのか、来年はそれもチェックしたい!


  

  

 

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