2010.5.21 「ネクタイピンを探せ!−ショッピングは花の都で(プロローグ)」の巻

 デュッセルドルフに来てから、紳士用品売り場をハシゴして歩くことがたまにある。主に、上司や同僚への送別・各種祝い用なのだが、特別に大きくもない街で、プレゼント用であることもあり、探して歩く場所や店々も大体見当がつくようになってきた。
 そんな4月上旬、例によってあちこち見回るついでに、父の日のプレゼントも一緒に見ていた。ネクタイ、高級万年筆等の文具、名刺入れ、etc。が、今年コレと決めた目当ての物がどこにもない。デパートの売り場や大型衣料品店で訊いてみても、「扱っていない」という。僅かながら見つかったのは、それプレゼントの対象にならねーだろ、という安物がデパートにいくつかと、ゴメンそれ高すぎて守備範囲外、という超高級品がブランド旗艦店にいくつかのみで、とても選択肢にならない。
 「つまり、デュッセル(ドイツ)ではあまり売ってないらしい。ドイツでは皆使わないのか、人気がないのか?」
 彼氏も“パパ”もいないのに紳士用品売り場に詳しくなっていくのは如何なものか、と自問しつつ、しかしここで更に歩き回っても入荷する様子もないので、どうしようかと悩んだ末に思い出した。そうだ、もうすぐパリ行くじゃん!ヨーロッパ有数の大都市にして首都、ファッションとモードの街、パリなら絶対あるに違いない。
 ・・・というわけで、美術展目当てのパリ訪問に、もう一つ大きな目的ができたのだった。
(「ショッピングは花の都で」の巻 につづく)




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