「ソフトボールに参加しようー大会当日編ー」の巻

「皆、気合い入ってるなー・・・」
2008年10月12日、日曜日の朝8時前。デュッセルドルフの外れに広がる屋外運動場には、どこからともなく(?)現れた日本人がウヨウヨしていた。ソフトボール大会当日の朝である。
 幸い第一試合が二番目に早い9時試合開始となった私達は、8時会場集合、車で乗り合わせてもらう為に7時半自宅近所集合、とあいなった。良かった〜一番早い試合じゃなくて。大会第一ラウンドは8時試合開始である。
 美しすぎるほど均等に停められた車達が、明らかに数多の駐車違反を物語っている駐車場を後にして、私達は早速グラウンドでチームメンバーと合流した。晴天の日曜日を積み重ねてあっという間にやってきた本番の日。しかし、メンバーそれぞれが見て来たさまざまな天気予報をことごとく裏切って、この日の空は塗り込めた様な真っ白。寒い。過去二回もこんな天気だったというから、運営関係者にキョーレツな雨男がいるに違いない。雨が降り出さない事だけを幸いとして、試合も時間も過ぎて行くが、結局午後の部になるまで空模様はびくとも動かず、午前中一杯まるで早朝のような様相だった。
 さて、勝ち点によって成績がつくこの大会は、予選と言う名で自動的に二試合が割り振られている。今大会は出場全75チーム、前回でも60以上の参加があったというから、そりゃートーナメントは無理だよな。それにしても、ドイツ人を混入しているチームも多少はあるものの、試合参加人数だけでも約1000人。それに応援やら運営やら出店やらにまた相当数の人出がある。フランクフルトやオランダからの参加分を差し引いても、デュッセル在住日本人の1/3はここに集まっているのではなかろうか?日本人が、日本語でソフトボールをプレイして、日本語の放送がかかり、日本の仕出し弁当で昼食をとる・・・。まったく、ドイツにいるという事を忘れそうである。
 そんな光景の中、5つある試合場では着々と試合が進み、ひっきりなしに人が行き交い、進行案内のアナウンスの合間には、駐車違反のナンバーの読み上げが続いていた。
 肝心の私達のチーム戦績は一勝一敗の予選敗退。“一生いっぱい♪”みたいで何となく微笑ましい気がする暢気な私は、第一試合でデビューしていたが、若干の緊張と共に舞い上がり気味の私を尻目に、チームメンバーはいたって冷静かつ楽しく盛り上がり、練習不足など他人事の様な動きも見せてくれたので非常に感心した。
 その日の夕方、反省会を兼ねた打ち上げの為再び皆が集まったのだが、結局この日の大会ではどんな人達が決勝に進み、どこのチームが優勝したのか、ほとんど話題に上らなかったあたり、“このくらい”の打ち込み方で参加するのが楽しいチームであることを確信して、初めてのソフトボール大会は幕を閉じた。








Copyright (C) 2009 Yuki, All rights reserved.