2006.9.16 「ムーミンとレーニンとライアンータンペレー」の巻

 フィンランド旅行最後の地となるタンペレ散策。
 町の中心部、主だった通りは前日の夕方に既に歩いたので、本日のメインはレーニン博物館とムーミン博物館である。博物館を探し歩きながら、なんでフィンランドに来てレーニンなのよ?と自問したりもしたが、なんでフィンランドにしてレーニンなのだ?という疑問もあるので、まあよかろう。予習予習。勉強勉強。

 もともと共産党活動の場だったと思しき建物の中にあるその博物館は、小さなものだったけれど、かなり面白いものが詰まっていた様に思う。残念ながら歴史にも政治にも背景となる知識が足りず、かつロシア語もフィンランド語も読めないので、資料はほとんど読めなかったが、非常に強い(或は重い)印象を受けた。・・・レーニンってそんなすごい(強烈な)存在だったのかー、という感想を述べたら怒られるだろーなー・・・勉強しなくちゃなー。
 さて、重苦しくも真面目な思考の詰まった頭を抱えて、今度はムーミン谷と呼ばれるムーミン博物館へ。市立図書館に併設されているこの博物館は、しかし私にはあまり大したものではなかった。原画やらスケッチやら模型やらがほとんどの展示は、多分にファンもしくは研究者向けの様な気がする。子供の頃テレビでアニメを見た記憶はあってもストーリーすら朧げな私には、知識と記憶を埋められるものではなかった。特に興味もなかったが、ここよりはムーミンワールド*の方が楽しめたかもしれない。でも、観光案内所に日本人スタッフがいるくらいの町だから、やはりムーミン目指して来る日本人も多いのだろう。

 住宅街らしき一角をぶらぶら歩いていると、ふと瀟洒な建物を発見。回り込むとそこはもう町外れで、森が続き、眼下には綺麗な湖が広がっていた。深すぎず、暗すぎず、寒すぎない美しい森の高台に、湖を見下ろすベンチが点在し、素晴らしい安らぎの場を提供していた。

 ところで、列車と船で始めた今回の旅。時間的都合を大方の理由として、帰りは空路を使ったのだが、初めて利用したライアン航空という格安航空会社にヤラレた。機体にしろカウンターにしろ利用システムにしろ、その小ささと不便さとしょぼさはまあ仕方が無いとして、機内がやたらと寒かった(私には)。為に、旅行終了と同時にメデタク風邪をひいたのであった。
 旅の疲れが溜まったままの帰路、安い手段には落とし穴がある、と学んだことである。

*古都トゥルクの西のナーンタリという町にあるテーマパーク。ムーミンの世界が再現されているらしい。


 

 
タンペレの正教会               アレキサンダー教会。この右手と左手に行くとそれぞれムーミン博物館とレーニン博物館がある。


町外れの湖畔にて。



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