2007.8.18 「バオバブのある風景」の巻

 砂地に灌木の茂みが広がり、バオバブの木が悠々と枝を広げるアフリカのサバンナ。
…に、溢れんばかりの水溜まり。たゆたう水の反射光。吹き上げる噴水。
 視界に広がる乾燥した背景の手前に置かれているのは、まぎれもなくリゾート用のプール。プラネット・バオバブは自然の中に溶け込みながら、同時に不自然な贅沢さも持った、可愛らしい宿泊ロッジだった。午後から夕方にかけてここでブッシュ・ウォークに参加して、サバンナの風景を堪能し、動物(特に象)を待つ。今夜はここで一泊。明日はここから北部を横切って、ボツワナ北西部の町マウンへと向かうのだ。
 今回のアフリカ旅行出発前から聞いていた、乾期=観光(激込み)シーズンである理由。それは、常にピーカンという天気に因ることもさながら、乾期には野生動物が奥地から水を求めてより開けた土地へ出て来るという、アフリカならではの観光=動物観察目的の為でもある。友人が事前に仕入れた情報によると、特に今私達が旅している時期が最も期待できるベストシーズンとのこと。ロッジからほど近い象の水飲み場まで来て、更に期待は膨らんだ。
 だがしかし。
 野生動物は野生であるからして、わざわざ人間のところへ顔見せに来るよう躾られてもいなければ、ショーの時間があるわけでもない。日暮れ時と明け方には親子揃って水飲みに来るのが常なる習性とはいっても、やはり今日ここには来ない、って日ももちろんあるわけで。バオバブが黒く影絵になる日没を見送りながら、他のパーティともども辛抱強く待ったが、今日はもう来ないようだ、というガイドの判断の下、我々は諦めて宿へ戻った。
 その夜、友人が早々にベッドに入った一方で、彼女の携帯電話の充電の依頼もかねて、私は一人メインロッジのバーへ飲みに行った。他にも数人がゆったりと寛いでいたが、カウンターで飲んでいた私は途中から、近くに住むというイギリス人親子とロッジのマネージャーの話に加わった。
「オレは酒を飲まないから酔っぱらってなんかないよ(^^)b」と言いながら地ビール『St.Louis』をどんどん空けるおじさんは、当然かなり気持ちよく酔っていて、聞き慣れたイギリス英語と、娘さんの婚約者だという(私と同年代の)男性との子供っぽい戯れがとても楽しい夜をもたらしてくれた。



プラネット・バオバブ。


夜は足下の道にランプが点される。

 
そこら中に立ち上がっているアリ塚。 と、 アフリカ名物(?)バオバブの木。


象の水飲み場にて。観察台が設けてあった。


でもこの日やって来たのはロバの親子だけ〜。


グウェタの日没。


夕食にビーフカレーと、“パパ”と呼ばれるものを食べてみた。
蒸しパンのような感じ?“メイズ”というトウモロコシの類の粉を水で溶いて作ってあるらしい。



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